アダムとイブの時代このかた、つまり、ひとりの人間がふたりの人間になってからこのかた、他人の身になって見ようとしなかったもの、他人の目で見ようと試みることによって自分の真の状態を知ろうとしなかったもの、そういうものはだれひとりとして生きながらえることはできなかったのです。
人間としての能力。
神の命令を聞かなかったアダムとイブは、意志ある人間になった。
その時から、人間は性質の違う二つの目を持つようになった。
それは、自分自身を第三者として見る目と、当事者として自分自身を見る目を持ったということです。
人間特有の能力として、自己を客観的に見る目を、アダムとイブは獲得したのです。
だから、その2つの目を使って、色々なものを見ない人間は、結局、人間同士の戦いの中では、生き残ることが出来ないようになった。
これは、重要なことです。
人間として自分の姿を第三者の目で見ているかどうかで、社会での関係性が違ってくるはずです。
自己コントロールできるか否かは、この自己を客観視できるかどうかにかかっているからです。
この能力が、私たちを人間と動物とに分けるものだと言っても良いかもしれない位だと思う。
私たちは、自分自身を客観的に見ているだろうか。
いつもその目を使っているだろうか。
特に、混乱している時に自分を客観視しようとしているだろうか。
肝に銘じておくことです。
自分を第三者の目で見ろと。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産