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大晦日 31.Dec.2019

大晦日の歴史はかなり古く、平安時代まで遡る。
昔、大晦日は正月に迎え入れる歳神様(としがみさま)をまつるための準備の日であった。

歳神様とは、稲の豊作をもたらすとされている神様のことで、農作物が豊かに実り、食べるものに不自由することなく暮らせるようにと、昔から大切に扱われてきた神様である。

また、歳神様は各家庭にやってくることから、家を守ってくれる祖先の霊とも考えられていたようだ。
昔は1日が夜から始まって朝に続くとされており、大晦日の日暮れからすでに新年の始まりであった。
そのため、大晦日の夜は歳神様を待ち、一晩中寝ずに起きておくという習わしがある。
もしうっかり早く寝てしまうと、白髪になる、シワが寄るなどという女性にとっては恐ろしい言い伝えもあったそうです。
・除夜の鐘
大晦日は「除夜」とも呼ばれており、大晦日の夜から11日にかけて鳴らす除夜の鐘は今でもよく知られている。
鐘を撞く回数は人の煩悩の数を示す108回で、寒空の下で響く鐘の音に誰しも一度は耳を傾けたことがあるように、煩悩を取り去り、正しく清らかな心で新年を迎えることができるようにするものである。
・年の湯

大晦日の夜にお風呂に入ることを「年の湯」と言い、ここでしっかりと一年の垢を落とし、気持ち良く新年を迎える。

今と違い、毎日入浴することが当たり前でなかった時代は、大晦日の入浴が特別なものであったに違いない。
・年越し蕎麦

「年越し蕎麦」を食べる習慣は比較的新しく、江戸時代から始まったと言われている。

別名「つごもりそば」、「三十日そば」とも呼ばれ、細く長い見た目から長寿や健康を願って食べられるようになった。
また、蕎麦の麺は切れやすいことから「一年の災厄を断ち切る」という意味もある。
現在では、一部地域で年越し蕎麦の代わりにうどんが食べられていることもあり、蕎麦、うどんともに、一年のうち1231日に最も多く購入されている。

皆様いい新年をお迎えください。

『百八つ減る気配なく除夜の鐘』

(T.Koga)長崎市の三山不動産