鞘(さや)に収まり抜かれていない時の刀こそ、その姿は美しい。
抜けば輝かしく威光を放つ。
しかし、抜かざる! そこにこそ”押忍”の精神がある。
知っているけどやらないことと、知らないから出来ないことの間には、雲泥の差がある。
出来るけどやらないことと、出来ないことにも雲泥の差がある。
人を倒す術を知っているけれど、その術を使わないで、物事を解決していくことこそ、その術の完成形です。
つまり、戦わずして勝つということです。
それが最上の戦上手ということです。
私たちの目的は、何か。
その目的達成のために、最上の手段で結果を出そうとする時、必ず私たちが飛躍をしなければならなくなる。
やってきたことをそのまま使うという以上に、やってきたことを飛躍させて、さらに質的向上を成し遂げるようにしなければならない。
そこに忍耐が必要になるのです。
私たちは、出来ることをさらに磨こう。
そうすれば、その出来ることを封印しても、出来ることのイメージだけで、問題が解決するかもしれない。
もっと言えば、問題が起こらなくなる境地に達するかもしれない。
それが、本当の修行なのかもしれない。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産