対立大いに結構。
正反対大いに結構。
これも一つの自然の理ではないか。
対立あればこその深みである。
妙味である。
だから、排することに心を労するよりも、これをいかに受け入れ、これといかに調和するかに、心を労したい。
自分の敵に打ち勝つことは、自分の敵を味方にすることです。
つまり、対立構造の地平から次の地平へと進むことです。
ヘーゲルの弁証法ではないが、テーゼVSアンチテーゼの地平からジンテーゼを導き出す次元に行くことなのです。
対立構造の地平の中でいくら考えても、それは、相手との競争以外のなにものでもない。
競争の結果は、勝ち負けだけです。
それでは、何も生産されない。
そうではなくて、対立構造の中に埋もれている双方の良質の考えを議論を重ねて浮き彫りにしていくことなのです。
そのためには、対立する相手の友に出来る要素を見ようとすることです。
ここが重要な点です。
賛成100%の意見ほど危険なものはない。
自分の意見がすべて正しいと思い込むことほど危険なことはない。
対立構造の中から、良質な意見を浮き彫りにすることです。
反対意見、少数意見をまずは、受け止めて議論を重ねることです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産