面白きこともなき世を面白く住みなすものは心なりけり(高杉晋作の句です)
高杉晋作の時世の句と言っても、これを完成させたのは最期をみとった野村望東尼だが、高杉の人生を見て、彼の心持ちを付け足したように感じるのは私だけだろうか。
人生を面白くするかどうかは、その人生を生きている自分自身でしか決定されない。
高杉晋作の人生は波乱万丈で、信念に基づいた行動で歴史上に名を残したが、果たして彼の心の中に渦巻いていたものは何だったんだろう。
徳川幕府の強大さ、長州藩の非力さを前にして、彼は何をどう変えようと行動したのだろうか。
このどう考えたかが、それこそ、心をどう使って考えたのだろうか。
面白いことを、いっちょやってやろうじゃないか、と思ったのだろうか。
私たちの日常はそれほど面白いことにあふれているわけではない。
がしかし、面白くしてみようと思うのは私たち一人一人の心です。
面白いことがなければ、作ればよいし、面白いことがあれば、更に面白くすればよい。
そう高杉は考えていたのかもしれない。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産