苦しい中に楽しみがある。
苦楽というのは相対的なものです。
苦あれば楽あり。
楽あれば苦あり。
本当の楽しみというものは苦しみの中にある。
ただの楽しみなんていうものは、あるものではない。
とくに苦しみに通ずる楽しみが本物なんです。
だから仕事をして、非常に苦しんで成功したという楽しみが一番本物だ。
学問でも、苦学して得た知識や悟道(ごどう)でなければ本当の学問ではない。
難しい問題と取組むほど頭が良くなる。
易しいことにばかり頭を使っておったらだめになる。
これは人間の体がそうだ。
何も体を鍛えることなしに乳母日傘(おんばひがさ)で育ったら、夏は冷房、冬は暖房で育ったりしたら、人間の体も頭もみんなだめになる。
うんと苦しめなければいけない。
難しい問題と取組まなければいけない。
そうすると頭はうんと良くなる。
人間社会のあらゆる勿体ない遊休施設(ゆうきゅうしせつ)の中で、頭くらい遊ばしてあるものはない。
苦中楽ありとは無限に意義のある言葉である。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産