真の賢者は己の愚を知る者なり。
人間は、自分のことを客観的に見ることが出来る。
これは、動物には出来ないことです。
しかし、自分を客観的に見ることがいかに難しいことかは、人類史を見ればよく分かる。
人類史は、戦争や諍いの歴史なのです。
馬鹿げた理由で戦争がはじまり、諍いがはじまり、そして、いったん終結し、そして、どこかでまた起こっている。
客観的に生きていける人間なのに、そうはならないのが、人間の弱さだし、面白みです。
自分の愚を知ることは、人間にとって非常に難しいのです。
そして、それが出来たところから、私たちの哲学の歴史が生まれる。
自分自身を客観視できる人間こそ、理性を使える可能性があるからです。
自分自身を知ること。
それも、自分の愚かさを知り、そして、それを克服していこうと決意すること。
それが、人間になるスタートなのです。
スタートを切ろう。
私もいつもスタートを切っては、それを忘れ、再スタートを繰り返しているが、もうそろそろ前に進んでいきたいものです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産