知床遊覧船沈没事故は、2022年4月23日に北海道斜里郡斜里町の知床半島西海岸沖で、有限会社知床遊覧船が保有・運行する観光船「KAZU I(カズ ワン)」が船内浸水により沈没した海難事故。
乗員・乗客合わせて26名全員が死亡・行方不明となり、旅客船事業に対して国の監督強化のほか、海上保安庁が救助体制を強化するきっかけとなった。
「北海道知床遊覧船事故」「KAZU I 沈没事故」などとも呼称される。
観光船「KAZU I」は、有限会社知床遊覧船が保有・運航する小型観光船で、斜里町ウトロのウトロ漁港から知床岬へ向かい、折り返してウトロへ帰港する予定だった。
このコースは「知床岬コース」と呼ばれており、所要時間は3時間程度だった。
事故当日は有限会社知床遊覧船が当季の運航を始めた初日だった。
ウトロ漁港を発着する観光船は同社を含め5社が運航していたが、同業他社はゴールデンウィーク初日の4月29日ごろから運航を開始する予定だったため、当日は同社の観光船だけが運航していた。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産