少し知るために多く学んでおかねばならない。
何かを知るということは、そう簡単なことではない。
知の全貌を理解することはなかなかできない。
例えば、中学校の時に習った江戸時代の参勤交代を知るためには、実は、参勤交代とはどういうものかということを知るだけでは不十分です。
大名の経済力を削ぐために、何年かに1回江戸と国元を往復するとか、夫人を人質に差し出すとか、そういうことを知るだけでは、参勤交代を本当に知ったということにはならない。
ちょっと知っている程度のことです。
だから、知るためには、多くを学ぶ必要がある。
限られた範囲の知識を吸収するためには、その限られた範囲以上のものを知るようにしなければ、限られた範囲も知ることはできない。
知識は、ある文脈の中で意味を成すからです。
ただ単に単語を知るというのでは、知識にはならないのです。
だから、自分の興味を限定しないことです。
ここだけ知れば十分だと短絡しないことです。
知りたい領域を支えている大きな領域まで興味を広げよう。
そうすれば、知りたい領域を少しは知ることができるはずです。 ☆(T.Koga)長崎市の三山不動産