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桜島の大正大噴火 12.Jan.2025

気象庁の記録によると、2025年は、1914(大正3)年1月12日の大噴火から111年にあたります。
わが国が20世紀に経験した最大規模の噴火と言われ、当時流れ出た溶岩等により桜島と大隅半島は陸続きになり、死者・行方不明者58名という甚大な被害が発生しました。
当時鹿児島市北部高台にあった鹿児島測候所(鹿児島地方気象台の前身)では、大噴火発生当時は震源を推定することさえ非常に困難でしたが、今日に至るまでに火山観測技術は長足の発展を遂げ、観測体制も充実してきており、現在も活発な火山活動を続ける桜島に対して、気象庁ではこれらのデータを活用することで、日々、桜島の火山活動状況の監視、および火山防災情報の改善に努めています。
今も時に爆発・噴火して生きた火山としての力を見せながらも、その威風堂々とした姿を静かに錦江湾に浮かべる桜島は、この地に住む私たちの心の中の大切な風景の一つ・よりどころといっても過言ではないかと思います。
しかしこの桜島は皆さんご存じのとおり、これまでに何度も大きな噴火を繰り返してきている活発な活火山であり、中でも大正噴火はこの地に多くの犠牲と被害をもたらしたものでした。
大正噴火で大きな力を放出した桜島は、その後一時的な盛衰を経ながらも長期的には着実に力をため続けてきており、その大きさは大正噴火時とそう変わらないレベルにまで来ているといわれています。
忘れていませんか、自然の力・・・・・。
静かで雄大な桜島の恩恵を享受しつつも、桜島が持つ火山の力と恐ろしさを決して忘れず、いつ来るかはわからないながらも次の大噴火に備えることが、いざその時に皆さん自身とその大切な人を守ることにつながるものと確信しております。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産