1月第2月曜日にあたる今日の「成人の日」は、成人式がおこなわれるなど新成人にとっては大きな節目の日。
また子どもの成長を祝い、一人の大人として歓迎する日でもあります。
成人の日は1月の第2月曜日と定められており、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨として制定された祝日です。
1999年までは1月15日でしたが、3連休で消費を促進する「ハッピーマンデー制度」により、1月の第2月曜日となりました。
この日は多くの市町村で、新成人を招いて成人式を行い、男性はスーツや袴、女性は振袖などを着て成人になったことを祝います。
大人になったことを祝う儀式は古来より行われており、男性と女性でわかれていました。
男性の場合は、奈良時代以降に行われた「元服(げんぷく)」という儀式が成人式にあたり、数え年で12歳から16歳の男子が対象でした。
元服を機に髪を大人の髪形に結い、服装も大人のものに改めていました。
女性の場合もまた12歳から16歳に執り行われる「裳着(もぎ)」という儀式があり、腰から下にまとう衣服を身に付け、垂らした髪を結いあげる髪上げなどが行なわれました。
上流階級の間ではこのような儀式が行われてきましたが、庶民の間では形式ばったものではなく「米俵を一人で運べるようになる」「一人で狩りができるようになる」などが、成人の一つの目安とされていたようです。
2022年4月からは成人年齢が18歳に引き下げられることになりました。
成人式について、受験と重なるあるいは会場確保が難しくなるといった懸念もあり、今後成人式のあり方も変化していきそうです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産