憲法記念日とは、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日」として1948年に定められた記念日です。
要するに現在の日本の憲法が始まった日、と言えば分かりやすいでしょう。
ではそれまで日本に憲法はなかったのでしょうか?
そういうわけではありません。
それまで日本で施行されていたのは、明治時代に制定された大日本帝国憲法という憲法です。
現在の日本国憲法との大きな違いは、主権が天皇にあるという点。
当時は政治や裁判などの権限が全て天皇にあり、国のあり方を決めるのは天皇だったんです。
今では考えられない時代ですね。
日本以外の他の国のニュースを見ていても思うのですが、誰か1人に大きな権力があるということはとても怖いことです。
やがて第2次世界大戦後に現在の日本国憲法が制定されると、主権は天皇から国民へ移りました。
つまり、国のあり方を決める政治の主役は天皇ではなく、国民であるという意味です。
5月3日は日本にとって現在の憲法が施行された記念すべき日です。
ちなみに憲法記念日は、日本だけでなく世界各国にあります。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産