寛大さは行動と自由への鍵である。
行動すれば、失敗はつきものだし、他人に自由を許せば、自分の自由の領域を侵食してくることは必定だし、しかし、その両方を認めなければ、自分自身の行動の自由も思考や権利の自由も認められない。
だから、昨今の私たちの世界には、寛容な精神が求められる。
しかし、事実は逆で、どんどん偏狭な精神が世界を覆いつくそうとしている。
ネット社会の拡大で、ネット上では、匿名をいいことに、色々な誹謗中傷が大なり小なり行われ、全く知らない他人を奈落の底に落とそうとしている。
しかし、誹謗中傷している人間が、全くの悪意だけでやっているわけではない。
偏狭な正義感でそれを行い、もし自分の顔が見えれば、おとなしく何事もなかったように、振舞うのです。
寛容、寛大は、偏狭との対義語です。
ネットで意見が言えるのは、寛容で寛大だからです。
どんな資格があって、他人の行為に対して正義を振りかざせるのか。
何の利害もない人間が、他人に対して偏狭な正義感を発揮できる論拠は何か。
まさに、寛大な社会だからです。
そのことを前提に、自分の意見を言うことです。
寛大な条件のもとに。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
