学童擁護員(がくどうようごいん)とは、小学校の通学路上に立ち、児童の通学における安全確保に当たる職員のことです。
児童の校外での様子にも、さりげなく気を配っています。
女性の学童擁護員については、「緑のおばさん」という愛称で親しまれていました。
この愛称は、交通安全のシンボルカラーである緑色の制服や帽子を身に着けていたことに由来しています。
1959(昭和34)年11月19日、東京都においてこの制度が始まりました。
まだ女性の職場が少なかった戦後復興期に、寡婦の雇用対策として創設された職業です。
創設当初、勤務時間は午前2時間、午後3時間で、日当は315円でした。
1961(昭和36)年以降、各地に広がりました。
当初は臨時職員でしたが、1965(昭和40)年より東京都の正職員となりました。
長らく児童を見守る存在として親しまれましたが、最近その存廃が議論されています。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産