人間のすべての営みには努力があり、努力の大きさによって結果の大小が決定します。
そこには、いかなる偶然も介在しません。
努力とは何か。
努力をプロセスと捉えると、きっと誰でもが、努力をしていることになる。
しかし、そう見えない人たちが、一杯いるから、努力をプロセスとは言い難い。
それでは、努力とは何か。
努力は、プロセスの中にある行動の密度です。
例えば、ギターの練習をするとする。
AさんもBさんも同じレベルの腕前で、同じ練習時間で、同じ練習プログラムを行う。
2か月後、多分、この二人には、ある程度の差がつくはずです。
それは、AさんとBさんの練習態度に差があったり、練習時の集中力に差があったり、意識して練習に取り組むとか、課題をあらかじめ持って練習に参加するとかで、両人には、差があるからです。
そして、努力には、もう一つ要素が必要です。
それは、課題に行き詰まった時の耐性と自己否定力です。
まずは、我慢がどのくらいプロセスの中にあるかどうかと、このやり方で良いのかどうかを吟味する力が、どうしても努力には必要です。
人間は、能力の差ではなく、努力の差ですべてが決定すると言うけれど、その努力の質と量を私たちは、自分自身に問うことです。
つまり、密度と自己否定力がどのくらいあるかを問うことです。 ☆(Koga)