母から一つの人生観を与えられました。
他者を優先しないのは、恥ずべきことでした。
自制心を保てないのも、恥ずべきことでした。
人間は、親から子へと価値観が伝わっていく。
これは、意識的に親が行うこともあれば、無意識的に伝わってしまう場合もある。
そして、それを受け取る子どもは、意識的には、親の価値観を受け取ることはないので、無意識的に受け取って、ある時期、その価値観をこれまた無意識的に打ち消そうとするのです。
これが、俗にいう反抗期です。
ただし、私はこれを自律期と呼んでいるが。
この反抗期を経て、親の価値観が子どもの心に残っていく。
これこそ、捨てきれない親の価値観なのだが、大概は、その価値観は、社会生活上のものとして残る。
つまり、誰にでも共通の価値観なのです。
社会生活を上手く営んでいくための価値観、それは、利他的行動をするということです。
ここを外すと、社会生活は上手くはいかない。
自分の都合、自分のためだけの行動になってしまって他者の承認を受けられないからです。
もっと言えば、非難の対象になってしまうからです。
最近の私たちは、どうだろう。
この利他的行動をとっているだろうか。
自分が価値判断の中で、中心になっていないだろうか。
自分のためにやることが優先されてはいないだろうか。
振り返る時期を定期的に持つことです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産