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お盆の歴史 14.Aug.2018

ではお盆はどのようにして、我々の生活に広まったのでしょうか。
日本でお盆が行われたのは、606年に推古天皇が「推古天皇十四年七月十五日斎会」という行事を、おこなったのがはじめだといわれています。
江戸時代以前は、お盆は貴族や武士、僧侶などの上流階級の行事でした。
しかし、江戸時代になるとお盆の風習が庶民の間にも広まります。
その理由は「ロウソクの普及」にあるといわれています。
仏壇や提灯に欠かせないロウソクが大量生産で安価に取得できるようになったことで、日本全国に広がりました。
お盆は、宗教・宗派や地域によって独自の発展を見せ、現在の姿に至ります。
七夕をはじめ、京都の五山の送り火や、長崎の精霊流しなどもお盆の行事にあたります。

行事や風習は違えども、どれも先祖の霊を供養することが目的であることには、大きな違いはありません。

神道・仏教を超えた伝統的な日本独自の行事であると言えます。
現在、お盆の行事は7月15日中心に実施されるものと8月15日中心に実施されるものがありますが、その理由は明治時代に旧暦から新暦に変更したときに、新暦の7月15日に行った地域と、従来通り旧暦の8月に行った地域があったからです。
天皇の近い東京では7月に実施した地域が多くあり、現在も残っています。
また新暦の7月の時期は、農作業の繁忙期であったことも8月のお盆が多い理由と考えられています。
そのため、地域や宗派によって風習も時期も違う、現代のお盆の姿が生まれました。
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