人間は欲に手足のついたものぞかし。
私たち人間は、動物にはない、欲望という魔物に取りつかれている。
欲求は、動物にもあるが、欲望は人間だけのものです。
欲求は、それが満たされれば、一旦そこで終わるものだが、欲望は満たされても、さらに、その先まで続く。
永遠に満たされないもの、それが欲望です。
そして、欲求は、それが満たされなければ死に至るが、欲望は満たされなくても死なない。
死には関係しないものを求めているからです。
人間の欲望は、そういう意味では、本能のコントロールの範囲を超えている。
欲望という魔物は、本能ではコントロールされないのです。
では、どうすればよいのか。
まずは、そういう魔物が欲望であることを自覚することです。
自覚することでしか、自分の意志が発揮されないからです。
自分の意志の力でしか、欲望は、制御できない。
しかし、生半可な意志の力では欲望の力に負けてしまう。
意志の力を磨くことです。
自分自身が自分の欲望を制御できるまで、自分自身と対決することです。
それでしか、意志の力は磨かれないのです。
自分との対決、まさに、それが欲望との対決になるのです。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
