愚鈍以外に罪悪はない。
ちょっと前に、「鈍感力」という本が流行ったが、何に対して鈍感なのかということが、私たちの人生にとっては重要なことです。
自分のことに対して、批判に鈍感なのは、自己防衛という点では良いことだが、他人の意見を参考に出来るかどうかという点では、マイナスになってしまうかもしれない。
逆に、他人の感情に対して鈍感なのは、自己防衛的に言えば、マイナスになることの方が多いと思うが、自分の意見を言い通すことに対してはプラスになる。
がしかし、意見を言い通すだけで終わることの方が多いだろうから、意見が実現するかどうかは、別です。
程度の差の問題だと言えないこともないが、しかし、対人関係において、鈍感すぎること＝愚鈍は、明らかにマイナスです。
自分にとっても他人にとっても、愚鈍は、マイナスになってしまう。
誰も愚鈍な人間を相手にしなくなるからです。
何を言っても、どういう態度を取っても、その意味を受け取ろうとしない人間を私たちは、相手にしたくないからです。
まるで壁のようなものだからです。
鈍感でいなければいけない時は鈍感で、敏感に感じなければならない時は敏感に。
そういう柔軟性を私たちは、もつことです。
愚鈍だけは、何にも役に立たない態度です。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
