自分のことを笑い飛ばせなくなったら、人に笑われる番です。
人間は、自分のことを顧みられる唯一の動物です。
しかし、人間は、生まれて徐々に、自分のことを顧みられるようになるのであって、初めからそうなるのではない。
子どもの時よりも大人になり、そして成熟してくれば、大概の大人は、自分のことを顧みられるようになっていくのです。
だから、バカなことをしたら、大概の人間は、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろうと、自分を笑えるものです。
しかし、そんな大人が、自分の世界の中で自閉して、自分が一番だと錯覚してしまうと、この自分を顧みるという能力が徐々に減って、俗に言う「裸の大様」になっていくようになる。
そうなったら、今度は、どんどん他人に笑われる存在に成り下がってしまうのです。
「裸の大様」は、自分では自分が裸だとわからない。
しかし、他人は、彼が裸で馬鹿な奴だと、陰で大笑いをしているのです。
しかし、笑っている人間も、実は「裸の大様」の共犯者です。
他人の不幸を笑っている人間と同じだからです。
私たちは、そんな人間の仲間入りをしないようにしよう。
自分を顧みられる人間でいることです。
そして、「裸の大様」に君は裸だよと言える大人になることです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産