長崎市を中心に賃貸物件や売買物件の最新情報を提供しております。家の無料査定や買取は株式会社三山不動産におまかせ下さい。

経済活動と学習活動 16.Apr.2020

最小の労力をもって最大の欲望を満たすことが、人間の経済行為の基礎原理である。

今から約300年前のアダム・スミスは、現代社会の本質を言い当てていた。

逆に言えば、300年以上前から、人間社会の行動原理は変わっていないということです。

実は、経産省が推し進めている「未来の教室」の合言葉もほぼ同じことを言っている。

「最小の労力で最大の効果」を生むのが、これからの学習だと。

私は、この合言葉故に、「未来の教室」の運動に賛同はできない。

子どもの時にやる学習を効率的に行って、何が子どものためになるというのか。

人生に無駄なことなど何もないのに、効率的にやることを教えて何が、その先、生きる力になるのか。

経済活動と学習活動が同じわけがない。

なぜなら、学習は内に働きかけるもので、経済活動は外に働きかけるものだからです。

人生に無駄なことなど何もない。

効率的にやることもあれば、非効率的にやらなければならないこともある。

そのことをしっかり区別してやることこそ、私たちの社会を良くすることになるはずです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産