人々の利益のために社会が存在するのであって、社会の利益のために人間があるのではない。
人間と社会の関係を表すのに最適な言葉だが、この言葉を運用するとなると、非常に難しいものです。
どう難しいかといえば、この「人々」を「個々人」としてしまう恐れがあるからです
。
この「人々」は、集合体としての人間のことです。
いわゆる公共の福祉ということです。
これを個人の福祉に還元してはいけないのだが、簡単にそういう解釈をしてしまうのです。
そうなると、この言葉は、全く違うものになる。
社会体制を維持するために、人間がいるのではない。
人間という集合体が幸せに暮らせるために社会があるのです。
このことを私たちは、いつも念頭に置いて、社会的議論をしていくことです。 ☆(T.Koga)長崎市の三山不動産