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桜島の昭和噴火・・関門国道トンネル開通記念日 9.Mar.2025


1946年3月9日夜、桜島の噴火に伴い、標高800mにある昭和火口から溶岩が流出した。
桜島では現在も活発な噴火活動が継続しているが、この噴火が溶岩を流出した最新の噴火となっている。
流出した溶岩は二手に分かれ、4月5日に北東側の海岸へ、5月21日には南側の海岸へ達した。
この噴火で1人が死亡し、山林や農地に大きな被害をもたらした。


関門海峡を貫いて本州と九州を結ぶトンネルは、1942年に関門鉄道トンネルが先に開通していた。
1938年9月22日、内務省は、関門国道トンネル工事を1939年度から4ヶ年計画で着工することを決定した。
1939年5月12日、起工式。
道路のトンネルは、関門海峡の最狭部である早鞆瀬戸の下に建設されることになり、鉄道より遅れた1937年5月14日に試掘導坑の掘削を開始し1939年に完了。
同年、本坑掘削に着工し1944年12月に貫通したが、トンネルの掘削に適さない地質であったことや、第二次世界大戦の勃発で資材不足に陥り、相次ぐ戦災で1945年6月ないしは7月に工事を中断するなど、工事は困難を極めた。
その後、1952年に道路整備特別措置法による有料道路としての工事を再開し、着工から21年の歳月をかけて1958年3月9日に開通した。
総工費は当時の金額で約57億円である。
海底道路トンネルの誕生は、本州から九州まで徒歩でも渡れるという話題性から全国から観光客が集まり、散歩を楽しんだといわれる。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産