知恵は知識に勝る。
人間は、何も知らないよりも何かを知っていた方が良い。
だから、人間は、様々な知識を学ぶ。
しかし、その学んだものを現実に生かそうとする者は、非常に少ない。
現実に自分の持っている知識を活用するためには、想像力が必要だからです。
「この知識を使って、このものを変形させたら、こんな風になるかもしれない。」 という想像力が必要です。
そして、現実的に知識を使って上手く行った時、その知識が知恵に変わるのです。
最近の教育も、知識を実践知に変えようと、現実的な場面で様々な知識を教えているが、それは、単なる場面での使い方です。
こんなものをいくら教えても、本当の知恵にはならない。
それは、他人からただ単に教えてもらったことだからです。
そこに想像力を伴わないからです。
それなら、原理原則、基礎基本の知識の方がよっぽどよい。
それは、使う場面の指定もなければ、現実からは自由だからです。
どの場面に何を使うかは、自分に任されているからです。
現実と葛藤してこそ得た知識が、知恵になるのです。
そのことを最近の教育界は忘れている。
知識が知恵になる時、私たちは、一つ成長の階段を上る。
知恵は、教えられるものではない。
自分で使うものです。
知恵を他人から教えられてもやってみない限り、知識のままで留まるからです。
知識は自分で使って知恵になるのです。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
