人類の意識がかれらの存在を決定するのではなく、むしろその反対に、人類の社会的存在がかれらの意識をも定めるのである。
意識と存在の関係は、非常に難しい。
意識が先か存在が先か。
存在しなければ、意識もないだろうと思うだろうが、そうでもない。
意識がなければ、存在しているかどうかもわからないということになるから、意識が先か?!ともなる。始まりはいつも不明なのです。
しかし、社会が形成されてしまえば、これは、意識的に生きるか、気づいた時の存在のありように任せるかになる。
つまり、どちらが先かどうかは、自分の人生が固有のものなのかどうかを理解した時に決定される。
意識的に生きれば、今の社会的存在は、変えられるということになるし、こういうものが人生なのだなとなれば、自分の置かれた社会的地位が、自然と自分のありようになる。
人間は、時代に、空間に、左右される動物だが、それだけではない。
自分の意志で自分を形成できるのです。
その能力を使うか使わないかは、人生とどう向き合うかにかかっている。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産