ソクラテスは言った。
私はアテネ人ではない。
ギリシャ人でもない、世界の市民である。
ソクラテスが生きていた時代は、明らかに奴隷と市民の格差があった。
だから、ソクラテスが、「私はアテネ人ではない。ギリシャ人でもない、世界の市民である」という時、そこは、奴隷は含まれてはいない。
奴隷は、市民ではないからです。
だから、私たちには、注意が必要です。
いつでも時代や物理的な制限が私たちには、ついて回る。
どんなに素晴らしい人間でも、その時代の、その文化の制約条件から自由になることは難しいのです。
しかし、ソクラテスは、当時の人間にしてみれば、恐ろしいほど、認識する範囲が広かった。
国と国がしのぎ合っているギリシャという世界に、それ以上の世界を意識していたふしがあるからです。
私たちも、広い範囲で、世界を見るようにしていこう。
バタフライ効果ではないが、世界は、小さなところでつながっているのだから。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産