1998年7月25日、和歌山市園部の夏祭り会場でカレーを食べた住民が次々に倒れ、子どもを含む4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒となりました。
警察は何者かがカレーに猛毒のヒ素を混入したとみて捜査。
容疑者として浮かび上がったのは近所に住む主婦の林真須美死刑囚(62)でした。
夫がシロアリ駆除会社をかつて経営してヒ素を取り扱っていたこともあり捜査線上に浮上。
そして事件発生から約5か月後、真須美死刑囚は殺人などの疑いで逮捕されました。
その後の裁判では犯行を裏付ける直接の物的証拠がない中でも一審・二審ともに死刑の判決。
最高裁も上告を棄却、死刑が確定しました。
犯行の動機は今も解明されていません。
真須美死刑囚は現在も裁判のやり直しを求めて2回目の再審請求を行っていますが、今年1月に和歌山地裁は請求を棄却。
大阪高裁で審理が続いています。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産