青春の失策は、壮年の勝利や老年の成功よりも好ましいものです。
若い頃の失敗と年を取ってからの失敗は何が違うかと言えば、失敗をした時の傷つき方です。
若い頃に失敗した方がまだまだダメなんだなと思えるから、失敗からの意味を自分のモノにしやすい。
逆に、年を取ってからの失敗では、なんでこんなことで失敗なんかしてしまうのだろうと不運を言い訳にしてしまうことが多い。
失敗を素直に認めれば、それだけ自分が傷つくからです。
それでは、壮年の勝利や老年の成功より、若い頃の失敗という経験が有益なのはどうしてか。
それは、壮年の勝利や老年での成功は、後に続く意味を受け止めにくいからです。
若い頃の失敗の方が圧倒的に後に活きてくる。
あの時の失敗が今を作ったと言えるからです。
失敗から学ぶことです。
成功や勝利から学ぶ以上に、失敗から色々なことが学べるはずです。
痛い失敗と心地良い成功とどっちが未来に続くのか。
それは、痛い失敗だろう。
痛いと言うだけで記憶に残るからです。 ☆(Koga)