梯子を登り終えたら、その梯子を投げ捨ててもらわねばならない。
人間の覚悟の弱さを言っています。
高いところまで行きたいと梯子を登ってみたは良いけれど、下を見て怖気づいて、登ってきた梯子を下りたくなってしまう、そんな人間の心理を見越した考えです。
だから、梯子を登り終えたら、その梯子を外してしまえと言うのです。
そうすれば、下にはもう降りられない。
覚悟を決めるしかない。
高いところで生きていくしかないのです。
下界に未練があったとしても登ってきた梯子がないのです。
腹を括って生きていくだけになる。
当然、覚悟が固くなっていくだろう。
私たちに大切なことは、覚悟です。
どんな覚悟をするか、そして、その覚悟がしっかりしているものなのか。
登ってきた梯子を外す勇気こそ、本物の覚悟を持つことになるのです。 ☆(Koga)