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226事件 26.Feb.2024

1936年2月26日未明、国家改造思想に影響をうけた陸軍皇道派青年将校20名は、晩冬にしては珍しい大雪の中、陸軍の兵約1,500名を率いて重臣を襲撃し、首相官邸・陸軍省・参謀本部・警視庁・国会など永田町一帯を占拠しました。
斎藤實内大臣・高橋是清大蔵大臣・渡辺錠太郎教育総監は、この襲撃にあって殺害され、鈴木貫太郎侍従長は瀕死の重傷を負い、岡田啓介首相・牧野伸顕前内大臣は危うく難を逃れました。
青年将校達は陸軍大臣に面会を求め決起趣意を伝えるとともに、陸軍首脳に「国家改造」・「昭和維新」の断行を迫りました。
陸軍内では具体的な収拾策がまとめられなかったのですが、天皇は当初より武力鎮圧を命じ、海軍も決起軍に対決姿勢をとりました。
28日午後には決起軍を「反乱軍」と規定し、様々な方法で投降を勧告し、「奉勅命令」をたてに帰順を迫りました。
青年将校達は1名が自決、残り全員が下士官・兵を原隊に復帰させたあと、帰順しました。
事件の首謀者は戒厳状態が続く中で、弁護人なしの特設軍法会議の裁判によって死刑判決を受け、処刑されました。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産