人間の生は、許すことのためにあるのかもしれない。
なんでこんな親から生まれてきたんだと嘆き、なんでこんな環境で育ったんだと恨み、なんでこんなに頭が悪いんだと自分を卑下し、なんでこんなに醜い人間なんだと自暴自棄になり、なんでこんな馬鹿な友人ばかりなんだと呆れ、なんでこんな変な国なんだと腹を立てる。
私たちは、いつも許せない何かを持っている。
しかし、そんな許せない何かのために、心を奪われていても仕方がない。
許せない何かのために、あれこれ考え、感情が乱れ、そして、集中力を欠く事態を続けていても意味はない。
だから、人間は、自分で生きていくことを通して、実はこの許せないことが、自分の無理難題でそうなっていることを知るのです。
年を取ってくると、昔許せなかったことを許すようになっていくのです。
人間だから仕方がないことなんだと。
人間は、結局、許せないことを許すように出来ている。
だとすれば、もっと前から許すことを知ろう。
年を取って許せるようになるのです。
今からでも許せるようになるはずです。
許すことを意識的に行っていこう。
その方が、人生を楽しくしてくれるはずです。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産