一度言葉が口から出れば、取り戻すことはできない。
人間の言葉は、基本的に本能的規制もなければ、指し示す対象物とそれを表現する音や文字に、必然的つながりがないから、あることもないことも共に簡単に言えてしまう。
だから、言葉は、どんな時にも言えてしまうし、どんな相手にも言えてしまう。
一度、発した言葉は、誰かがそれを聞いてしまえば、それは発言した事実になって、どんどん独り歩きをしてしまう。
一度発した言葉は元へは戻らないばかりか、拡大することもある。
言葉は、力を持っているから慎重に使った方が良いが、そうだからと言って慎重に使いすぎるのも親しみを感じなくなってしまうものです。
そうなのです。
難しいのです。
言葉から自由にはなれないのが人間です。
そのことだけは、覚えておこう。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産