たとえ国家が要求しても、良心に反することをしてはいけない。
深夜にアメリカの原子爆弾の開発に関するドキュメンタリーが、ＢＳでやっていた。
１２００人の科学者がこの開発には参加していて、開発者同士でも意見の違い、信条の違いはあったようだったが、結局は原子爆弾は開発され、日本に投下されてしまった。
開発に携わった科学者たちは、薄々この爆弾が人類史上類を見ない、悲惨な結果をもたらすものだとは知っていたが、自分の名誉や今後の人生を慮って、開発を続行した。
そして、実際に原爆投下をしたあとから、事の大きさを実感し、開発に対して後悔する科学者が出てくるのです。
だから、この事は非常に難しい注文を私たちに突き付けているのです。
良心に従え！と言われても、それほどことは容易ではないのです。
国家に歯向かえば、その後の人生がどうなるか、わからないからです。
これが、会社でも同じです。
良心に従うことは、その後の人生を良心にゆだねることだから、良心が自分のその後を保証してくれるとは限らないからです。
それでも、良心に従え！というのなら、その従うべき良心がまずはしっかりしなければならない。
ということは、良心をしっかり鍛えて、良心をよりどころとする人生にするしかないのです。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
