創意工夫、独立独歩、これをつらぬくにはたゆまぬ努力がいるし、同時に、ひとりよがりに陥らぬための、しっかりした哲学が必要となる。
最近、哲学が注目されているらしい。
テレビ番組も、そのようなものがあるし、数年前に科学雑誌の特集にもなっていた。
混迷の時代に、哲学は求められるのです。
しかし、哲学を自分のものにするのは、非常に難しい。
哲学するというのと、哲学を知るというのは、非常に密接に関係しているが、似て非なるものです。
哲学史を知っていても、個別の哲学領域を知っていても、それは、知っているだけで、哲学することではない。
哲学するとは、目の前の現象を論理的に疑い、その疑いから発して、違う事実を論理的に構成し、その構成した事実に沿って、生きていくということです。
これを意識的にも、無意識的にも、やることは非常に難しいことです。
だから、私たちは、自省する習慣をつけることです。
たとえば、日々の締めくくりに、この一日は、どういう一日だったのか、振り返ることです。
そして、この一日の中で、違う選択をしていたら、どういう一日になっていたのか、想像することです。
この振り返りから、哲学するが始まる。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産