経験は貴重な学校だが、ばか者は他の学校でも学ばないし、この学校でもほとんど学ばない。
生きていれば、誰でもが色々な経験をするものです。
しかし、その経験を自分の成長のために意識的に使う人は、非常に少ない。
小さい頃は、経験をすると、経験の意味が自然と体の中に入ってきて、言葉を覚え、ルールを覚えるものだが、ある一定の年齢になると、経験をしただけでは全く学べなくなる。
それは、ある程度、自分自身が出来上がってきて、経験を自分の都合の良いように解釈するようになるからです。
この解釈が、ばか者かどうかを決定する。
そして、ばか者は全く学べなくなってしまうのです。
それは、自分の都合の良いような解釈をしてしまって、自分自身を守ろうとしてしまうからです。
失敗することから学ぶことが多いのだが、ばか者は、失敗をしたこと自体を認めないように解釈をしてしまうのです。
これでは何も学べない。
私たちに重要なことは、経験をした後のその経験の意味づけです。
自分の都合の良いような意味ではなく、自分が成長するような意味をそこから意識的に取り出すことです。
そうしなければ学べない。
学びとは、自分を変化させる行為です。
変化させるためにどんな意味を受け取るのか、そのことが問われているのです。
だから、経験しただけではダメなのです。 ☆(Koga)