人間の偉大さは、不運に対してどのように耐えるかによって決まるものです。
順調に物事が行っている時は、人間は、自分を深いところで理解しようとしないものです。
なぜならば、順調に行っている時に、自分の存在を深く考えるきっかけがないからです。
自分について、表面的には考えられるが、本質的に考えることなどないはずです。
なにせ、順調なのだから。しかし、一旦、順調から不調になったら、人間は思い悩むはずです。
なぜ、順調ではなくなってしまったのだろうかと。
その不調がたいしたものでなければ、その問いは、そのレベルで終わってしまう可能性があるが、しかし、不調が大きなもので、どうしようもない事態を帯びてくれば、人間は、今度はいよいよ、真剣に思い悩み、自分自身の存在そのものを問うことになる。
そしてこの重い問いに耐えられるかどうか。
ここが、「どのように耐えるか」を決定するポイントなのです。
困難に出会った時、不運が続いた時、自己存在への問いの立て方が、大切なのです。
その問い自体によって、どのように耐えるのかが、決定されるのです。
どう自分を問うか。ここに全てがかかっている。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産