人間とは「世の中」自身であるとともに、また世の中における「人」である。
私たち日本人の感覚では、人間は、独立的な個というよりも、人と人の間に発生する関係性としての存在です。
だから、いつも他人の関係や距離や評価を気にするし、そこを配慮の基準にして、行動する。
自分がやりたいことが、そのまま他人との関係になると思っている。
しかし、最近は、その感覚もどんどん欧米化されて、人間を独立的な個としてみるという風に変わってきた。
世間がどう思おうと、自分のやりたいようにやるという風に変わってきた。
お天道様が見ているから、しっかりする、やるという感覚が薄くなったといってよい。
この風潮は、大変由々しきことです。
こんな社会になったら、傍若無人な人間が多くなってしまうだろう。
万人の万人による闘いの社会になってしまうだろう。
そうなれば、生きにくい世の中になること必定です。
欧米社会のように、訴訟が多くなり、精神科医通いが多くなっていくかもしれない。
そんな社会になるのは、避けたい。
世の中に恥ずかしくない生き方をする、そういう人間がなくならないように祈りたい。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産