人間の品性は、研ぎ澄ました正邪感覚に従い、成功する確信がなくとも理想を信頼して進むことにより生じる。
私たちは、何が正しくて何が間違っているのかを薄々分かっている。
例えば人間を殺すことは人間として間違っていると思っているし、他人を騙すことも悪いことだと知っている。
しかし嘘も方便というように、嘘をつくことで、他人を幸せにすることが出来ることも知っている。
だから私たちは、迷うのです。
この場合は、正しいのか間違っているのかと。
だからこそ正邪の感覚を鍛えることが必要なのです。
それではどうすれば鍛えられるのか。
それは生きていくための理想をしっかり持つことです。
自分としては、こういう生き方が人間としての生き方なのだ! というものを持つことです。
この生き方の理想をもって、正邪の判断をすればよいのです。
この理想には根拠はいらない。
しかし、この理想が自分にとって、更に自分が高みに導いてくれるようなものでなくてはならない。
理想とは、今あるものではないからです。
自分が高められる到達点こそ、理想なのです。
理想をもって生きていくことです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産