自ら労して自ら食らうは、人生独立の本源なり。
生活するということは、自分自身で何とかするということです。
食べるものも、寝るところも、着るものも、自分で何とかするということです。
つまり、現代では、金を稼いで、生きていくということです。
だから、私たちは、まず親元で、親の庇護の下、子どもとして人生をスタートし、徐々に、自分自身で金が稼げるだけの体力と気力と精神力になって、親元から巣立っていく。
金を稼ぐことが、こんなに大変だったのかと知ることを皮切りに、人生を生きる辛さをどんどん思い知り、親がどれだけ大変だったかを知り、そしてやがて、自分自身が親となって、子どもに代が変わっていく。
そして、最後は、子どもが自分自身の面倒を見てくれて、人生を終える。
それが、今までの人生のサイクルだった。
しかし、最近は、人生の最後まで、金を稼がなければならなくなってきた。
死ぬまで安穏としていられない世の中になった。
死ぬ間際まで金がものをいう時代になってしまった。
生きてきた尊厳も、生きてきた事実も、当たり前になってお金がないと死ぬことまで上手く出来ない。寂しい時代です。
しかし、嘆くだけではダメです。
死ぬ準備をするために、今を生きるしかない。
そう腹を括って、生き抜いて行くことです。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
