あの言葉はもちろん、思わず口からこぼれたのだが、思わず言っただけによけい重大なのです。
言葉は、発した瞬間に、消えてしまう運命です。
しかし、消えるからこそ、永遠に残ってしまう場合がある。
計算されつくした言葉より、思わず口をついて出てしまった言葉の方が、永遠性を持っている。
それは、真実の言葉だからです。
自分の意識の底にあった言葉だからです。
だから、私たちは、腹の底にある想いをいつも自由に言える場を確保することです。
そうしないと、ついつい言ってはいけない場で、それが、発せられてしまうからです。
腹の底に溜まった想いは、突然何かの拍子に出てしまうが、いつも小出しにしていれば、それほど溜まることはない。
十分、自分でコントロールできる。
私たちは、自分自身の言葉に責任を持ち、相手の言葉を真剣に聞き、そして、言葉の無意識の意味するところを、しっかり受け止めよう。
無意識を意識にいつも登らせておくことです。
そうすれば、失言は抑えられていくはずです。
そして、自分自身も傷つかなくなっていく。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産