不滅とは、未来のない観念である。
「永遠」とか、「不滅」とか、私たちが、なんだか知らないが、あこがれているこれらの言葉は、実は、恐ろしい言葉ではないだろうか。
「永遠に不滅」なんて、ずっと同じ状態が続き続けるということだから、今も未来も変わらないということです。
つまり、過去もない。
未来もない。
今しかない。
そういう状態です。
こんな状態、私たちは、本当に望んでいるだろうか。
つまらない状態ではないか。
変化がない。
変わり映えもしない、全く均質な、無機質な、そんな状態なのです。
何も変わらないというのは、変わるところがあって、そこだけは変わらないというのなら、その変わらない部分こそ、素晴らしいとなるが、何もかも変わらないのであれば、どうだろう。
思うだけで恐ろしくないか。
変わらなくてはならないもの、変わってしまってはならないもの、この二つが、私たちには必要なのです。
何もかも変わらないものなんて目指してはダメです。
それは、生きてはいないということだから。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産