道徳は、われわれが個人的に好かない人たちに対してとる態度です。
大人同士の関係には、様々な利害が生まれるが、対立構造が出来ると、必ずどちらかが間違っていることを指摘するようになる。
正義の主張をするようになる。
結局、正義を、嫌いな人間に持ち出すようになる。
つまり、最初のうちは、正義なんてことは必要がないのです。
関係が良好の時は、そんな正義を持ち出すことなく、相手を慮り、相手の不愉快になるようなことはしないからです。
しかし、それが、一旦、何かの拍子で利害関係の争いが生まれると、ことは真逆になっていく。
正義の主張をし、自分が相手より正しいことを持ち出し、相手が不正義をしている悪者だと決めつける。
こうなると、水掛け論になって、結局、この関係は消滅するのです。
正義や道徳は、自分の行動の原理なのです。
そのことを意識してどんな関係も築くことです。
利害という獲物を取りに行く関係では長続きしない。
正義を持ち出した地点で、その関係は、不正義だったのです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産