今の僕は、両親が死んだ世界でも、やはり正しく生きるべきなのだと感じている。
数か月前、平野啓一郎の 「本心」 という小説を読んだ。
出版した当時の書評を見て、買ってあったものを、やっと読んだわけだが、久しぶりの小説、それも随分と深い、そして、切ない、そして、自分も主人公の想いのいくばくかを生きてきたなと思えるものだった。
私の場合、親父を失い、お袋を失って、天国から、彼らが私を見たら、何と言うのだろう？と思いながら、生きてきた。
あいつも頑張っているな！と言われようと頑張ってきた。
そうだ！その通りだ！と二人が応援してくれるように生きてきた。
そんな感じがする。
二人に恥じない生き方をしようと生きてきたと言って良い。
私たちは、必ず誰かと繋がっている。
それが、生きている人でも生きていない人でも、知っている人でも、知らない人でも、誰かと必ず繋がっている。
そのことを意識して生きていければ、必ず強くなっていく。
生きて行くことに。 ☆ (T.Koga）長崎市の三山不動産
