平等主義は因習的不平等・独断的特権・歴史的不正を除去した後、次には、功績・能力・徳性の不平等に対して謀反を起こした。
平等主義は愛と見せかけようとしている憎しみです。
まさに人権的な歴史を言い当てていないだろうか。
平等主義が、歴史的に勝利を重ねてきたことは事実だが、その平等主義が、権力を握ってしまったために、様々な弊害を招いたこともまた事実です。
平等主義が、まだ歴史的アンチテーゼであった時は、優れて人権的だった。
反体制側の理念であった時は、何もかも素晴らしいもののように思えた。
しかし、その平等主義が市民権を得て、全ての基準のように権力を持った時、平等主義もまた、独断的特権に成り下がってしまった。
なんでもかんでも平等が良いことなんだと言わんばかりに、自己責任が喧伝され、今までの社会のやさしさがドンドン後退してしまったのです。
私たちは、悪しき平等主義に陥ることがないように、意識的に現実を見ていこう。
理念という眼鏡を通して現実を見ないようにしよう。
権力を持った見方から、意識的に自由になることを心がけることです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産