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大晦日 31.Dec.2018

大晦日の歴史はかなり古く、平安時代まで遡る。
昔、大晦日は正月に迎え入れる歳神様(としがみさま)をまつるための準備の日であった。
歳神様とは、稲の豊作をもたらすとされている神様のことで、農作物が豊かに実り、食べるものに不自由することなく暮らせるようにと、昔から大切に扱われてきた神様である。

また、歳神様は各家庭にやってくることから、家を守ってくれる祖先の霊とも考えられていたようだ。

昔は1日が夜から始まって朝に続くとされており、大晦日の日暮れからすでに新年の始まりであった。
そのため、大晦日の夜は歳神様を待ち、一晩中寝ずに起きておくという習わしがある。

大切なお客様である歳神様を迎えるにあたって、家の掃除は不可欠である。

大掃除は、地域によって異なるが、12月13日から始め大晦日までに終わらせるのが本来の時期だ。
ただし12月29日は9という数字が苦に繋がることから、縁起が悪いとされていて、掃除をしてはいけない。
また、その年最後の掃き掃除のことを「掃き納め」と呼ぶが、元日に掃除をしてしまうとせっかく招いた歳神様を、掃き出してしまうことになるため、新年に掃除は行わない。
その他にも大晦日には伝統行事があり、身と心を清め新年を迎える準備をする。
大晦日は「除夜」とも呼ばれており、大晦日の夜から1月1日にかけて鳴らす除夜の鐘は今でもよく知られている。
鐘を撞く回数は人の煩悩の数を示す108回で、寒空の下で響く鐘の音に誰しも一度は耳を傾けたことがあるように、煩悩を取り去り正しく清らかな心で新年を迎えることができるようにするものである。
「年越し蕎麦」を食べる習慣は比較的新しく、江戸時代から始まったと言われている。

別名「つごもりそば」、「三十日そば」とも呼ばれ、細く長い見た目から長寿や健康を願って食べられるようになった。

また、蕎麦の麺は切れやすいことから「一年の災厄を断ち切る」という意味もある。
現在では、一部地域で年越し蕎麦の代わりにうどんが食べられていることもあり、蕎麦、うどんともに、一年のうち12月31日に最も多く購入されている。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産