常に善のみを欲する人間は、善ではなくても多くの人間のただなかで、破滅するのやむなきに至るであろう。
辛辣であるが人間という動物は、善だけで生きていけるわけではない。
悪もまた人間の中にしっかり根付いている。
それを人間が、どう生かすか、殺すかして、生きているのです。
だから、善のみを欲しようとする人間は、悪を認めないので、結局は、バランスを欠いて、ダメになってしまう。
私たちは、人間という存在をしっかり見つめよう。
善も悪もともにあってこそ、人間なのです。
それをどう使うのか、そのことをしっかり考えることです。
そして、自分と同じ人間として、他人もそういう存在なのだからと、許すことが重要なことです。
善だけを求めて、悪を受け止められないと、結局は、善も上手く使えないし、悪にたたかれてしまうだけです。
善も悪もともに、人間の中にあるものだと考えて、人間を見ていこう。
そうすることでこそ、人間の世界を生き抜くことが出来るのだから。 ☆(Koga)