人と出会ったおかげで、自分とも出会えた。
人間は他人と出会って、初めて自分を発見する。
それは、比喩的なことではない。
生まれ落ちた人間は、まず、世界と未分化な状態と意識で生まれる。
ということは、客観的な意識などないということです。
そして、歩き出すようになって、自分とは違う何者かを発見し、その結果、自分自身を自覚していくのです。
これが、最初の他者との出会いです。
この他者は、大概は、親、それも母親です。
そして、その次は親と対立する自分を発見する。
これも一種の他者です。
今までの自分ではない、違った自分=他者だからです。
そして、その次に、全く異質な他者と遭遇し、初めて、自分という存在が脅かされる。
今までの親的な世界(庇護の世界)から抜け出していくことによって、本当の他者と出会うのです。
私たちの旅は自分自身と出会う旅です。
その出会い方は人それぞれだが、そこには、必ず他者がいる。
自分とは違う他者を通して、自分を再発見し続けるのです。
つまり、人生とは自分と出会う旅なのです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産