人間は偉大になればなるほど、怒りのさなかにあっても、それだけ和解を忘れない。
そして高貴な心ばえは、おのずから穏便を求めるものです。
唯一絶対の存在である絶対神は、妥協をしない。
我を崇めよと脅迫的に迫る。
だから必ず争いが過激になり、徹底的に異教徒の迫害に向かう。
しかし多神教を風土として持っている私たちの神は、妥協を考える。
そこで生まれたのが、いたるところに神様が宿るという考えです。
「八百万の神」とは、部分部分に神がいるという多神教の知恵です。
そういう共生に対する知恵を働かせるものが、偉大です。
私たちに大切なことは、自分一人では生きていけないという知恵です。
そこからしか人間関係はスタートしない。
その前提をしっかり知って、行動できる人間こそ、偉大なのです。
共生の知恵を持つ人間でいたいものです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産