生きるとは深い孤独の中にあることです。
非認知能力という言葉は、昨今の流行りだが、その中で共感力が非常に重要だと言われる。まさにそうなのだが、なぜ、共感力が重要なのかと言えば、中々他人の痛みが理解されないからです。
英語圏で、「レディーファースト」という言葉があるが、なぜあるのかと言えば、自然に振舞っていては、そうならないからです。
言葉で注意喚起をしない限り、「レディーファースト」の状態にならないのです。
それと同じで、共感力が大切だというのは、まさに他人に対する理解が中々自然とは出来ないからです。
他人が目の前にいようが、横にいようが、私たちは中々他人の感情を理解しようとは思わない。
目の前の他人がどう考えていようがお構いなしです。
だからこそ、他人を理解することが大切だと強調するのです。
しかし、結局は、人間は他人とは本質的に理解し合うことは出来ない。
必ず潜在的には利害の溝が存在してしまう。
つまり、本質的には人間は孤独な存在なのです。
だからこそ、理解し合うことです。
孤独な存在だから。
絶対的に届かない場所があったとしても、理解し合おうとアンテナを立てることです。
それが社会的動物である人間の、最後まで残された使命なのです。 ☆ (T.Koga)長崎市の三山不動産