少ししか持たない者が貧しいのではなく、多くを望む物が貧しいのです。
現代人である私たちへの警鐘です。
私たちの欲望には、際限がない。
欲しいと思えば、なんでも手に入る。
必要なものも必要でないものも、欲しいと思ってしまう。
これもあれもほしいと目の前にあるものに飛びついてしまう。
だから、私たちは、もうこれで十分だという意識にはなれない。
欲しいものを手に入れたら、次に欲しいものを手に入れようと思ってしまう。
多くを望んでしまうのです。
限りない欲望を駆動させて、どんどん欠乏感だけが大きくなっていく、それが、現代人です。
私たちは、価値の転換をすることです。
多くを望む欲望を貧しいことだと考えることです。
手に入れる多さではなく、満足する豊かさを思うことです。
欠乏感よりも充実感を手に入れるよう。
足りるという精神を思い出すことです。 ☆(Koga)